○当センターは、日本全国から東京に集まってくる大学生たちへの福音伝道の重要性を痛感し、1958年、来日したチャールズ・コーウィン宣教師による、学生らと共に暮らす生活を通して信仰を育てる「キリストの弟子訓練」を基盤として、創設開始された、学生自身の主体的な意思決定を土台として、キリスト教信仰の日々の訓練を地道に実践することによって、キリスト者の生活実践や教会の生命的な力を見える形で提示することによってキリストを弁証しようとする点を最大の特色とする実践信仰のキリストの教会である。
○当センターは、この教会における信仰実践の場として、1959年に「働きの門キリスト教会・学生寮」を創設し、後に「東京クリスチャン学寮」と、さらに「東京ティラナスホール」と改称し、創設以来300人以上の学生に対して、キリスト教の信仰を教え、キリスト者としての信仰訓練を施し、キリスト者社会人として世に輩出し、牧師、宣教師などキリスト教会の働き人として、および、政治行政、産業経済、教育文化、労働社会、日常生活その他の社会各般においてキリスト教的理念を持って活躍する器として、日本社会に深い貢献を果たしてきた。
○当センターは、宣教開始60周年を機に、制度および運営を見直し、組織を充実すると共に、体制を一新し、キリストの体を組成する教会として、日本社会において、キリスト教の理念に基づく信仰訓練を常時提供し、キリスト者の信仰生活を充実させ、信仰、希望、愛、正義、公正を実践することによって、日本社会の健全かつ正当なる発展を期し、日本におけるキリスト教の更なる進展を図ると共に、日本社会の福音化の一端を担うことを希求し、キリストの再臨を待望しつつ、歩んでいる。
(「東京福音センター 信礎および基範」の前文より)