牧師のページ

社会正義を曲げることが出る人たち

sna-075
★「こんなことが平然とまかり通るのですか?」という思いを持たざるを得ない出来事が起きています。どのような立場の人たちが社会正義を曲げるのでしょう。列王紀(上)21章を思い起こしました。
(01)さてエズレルびとナボテはエズレルにぶどう畑をもっていたが、サマリヤの王アハブの宮殿のかたわらにあったので、(02)アハブはナボテに言った、「あなたのぶどう畑はわたしの家の近くにあるので、わたしに譲って青物畑にさせてください。その代り、わたしはそれよりも良いぶどう畑をあなたにあげましょう。もしお望みならば、その価を金でさしあげましょう」。(03)ナボテはアハブに言った、「わたしは先祖の嗣業をあなたに譲ることを断じていたしません」。
(04)アハブはエズレルびとナボテが言った言葉を聞いて、悲しみ、かつ怒って家にはいった。ナボテが「わたしは先祖の嗣業をあなたに譲りません」と言ったからである。アハブは床に伏し、顔をそむけて食事をしなかった。(05)妻イゼベルは彼の所にきて、言った、「あなたは何をそんなに悲しんで、食事をなさらないのですか」。(06)彼は彼女に言った、「わたしはエズレルびとナボテに『あなたのぶどう畑を金で譲ってください。もし望むならば、その代りに、ほかのぶどう畑をあげよう』と言ったが、彼は答えて『わたしはぶどう畑を譲りません』と言ったからだ」。(07)妻イゼベルは彼に言った、「あなたが今イスラエルを治めているのですか。起きて食事をし、元気を出してください。わたしがエズレルびとナボテのぶどう畑をあなたにあげます」。★新共同訳では「今イスラエルを治めているのはあなたです」。この言葉を語ったイゼベルが地位を利用して社会正義を曲げ、土地を手に入れてしまうのです。
RapidWeaver Icon

Made in RapidWeaver