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あなたにとって創造主なる神様とは?

★主イエスが創作された「タラントの譬え」から、私達の信仰的思考の再検討をしてみましょう。中心個所だけを抜き出します。★ある人が旅に出るとき、その僕どもを呼んで、それぞれの能力に応じて、ある者には五タラント、ある者には二タラント、ある者には一タラントを与えて、旅に出ました。五タラントを渡された者は、すぐに行って、それで商売をして、ほかに五タラントをもうけました。二タラントの者も同様にして、ほかに二タラントをもうけました。しかし、一タラントを渡された者は、行って地を掘り、主人の金を隠してしまったのです。だいぶ時がたってから、これらの僕の主人が帰ってきて、彼らと精算をしはじめました。一タラントを渡された者の報告は次のようになっています。『ご主人様、わたしはあなたが、まかない所から刈り、散らさない所から集める酷な人であることを承知していました。そこで恐ろしさのあまり、行って、あなたのタラントを地の中に隠しておきました。』★主イエスが創作された以上、この譬えには焦点があるはずです。私としては、その焦点をこの一タラントを渡された僕の「思考」に置きます。明らかに、「主人」は創造主なる神様であり、「僕」は私達のことです。そうしますと、創造主なる神様をどのような御方と判断し、考えるかによって、私達の行動が規定されてくるということです。否定的に言えば、創造主なる神様を「理不尽で、身勝手な支配者」と判断し、考える人達は、自分自身に与えられた賜物(タラント)を生かしきる、生産的な生き方をすることができない、ということです。逆に言えば、創造主なる神様を「私達の知恵や判断を越えて、全てを益としてくださる御方」と判断し、考える人達は、自分自身に与えられた賜物を生かしきる、生産的な生き方をすることができるということです。

私達は考えましょう

★なぜこんなにも「静か」なのでしょう。日本全体が無関心を装っているかのように、憲法改正について、議論が白熱しません。★昨年の2月28日に公表された「自民党憲法改正原案のポイント」は以下となっています。
・天皇を「元首」と位置づける。
・国旗、国歌は国の「表象」。国民に尊重義務を課す。
・自衛隊を「自衛軍」とし「自衛権」を明記。
・公益や公の秩序を害する結社は認めない。
・公務員の労働基本権の制限を明記。
・衆参の選挙区定数は、行政区画、地勢、交通などを総合的に勘案して定める。
・財政の健全性確保を法律で義務づける。
・外国人参政権を認めず「国籍条項」を設ける。
・「緊急事態条項」を新設。
・憲法改正の発議要件を衆参の過半数の賛成に緩和。
★現在の日本国憲法第99条「天皇または摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し養護する義務を負ふ。」国民がいかなる国家権力にも翻弄させられないように国家権力を規制する法律が日本国憲法の骨格です。国民に義務を課する形式の憲法は、この骨格を破壊し、戦前の憲法形式へ逆戻りさせることです。

宣べ伝えるのは創造主なる神様の憐れみ

★今朝はヨナ書です。ヨナ書の結末はわたしたちに対する創造主なる神様の憐れみが溢れています。
[3:10]神は彼らのなすところ、その悪い道を離れたのを見られ、彼らの上に下そうと言われた災を思いかえして、これをおやめになった。
[4:10]
主は言われた、「あなたは労せず、育てず、一夜に生じて、一夜に滅びたこのとうごまをさえ、惜しんでいる。[11]ましてわたしは十二万あまりの、右左をわきまえない人々と、あまたの家畜とのいるこの大きな町ニネベを、惜しまないでいられようか」。
★創造主なる神様のこの憐れみの姿勢(愛)が、自分自身に向けられていることを知り、悟り、受け入れ、信じられた時、私達は平安を持つことができ、恐れから解放されます。ヨハネの言葉がこの事実を伝えています。
[4:18]
愛には恐れがない。完全な愛は恐れをとり除く。恐れには懲らしめが伴い、かつ恐れる者には、愛が全うされていないからである。
★創造主なる神様のこの憐れみの姿勢(愛)が、私達に了解される時、主イエス様の成就してくださった贖いの御業が、新約聖書に記された出来事としてではなく、私達の中に現実に起きていることとなります。そして、このことが私達の愛する隣人の中にも起きるために、新しい土地と建物が備えられたのだと信じます。私達の教会は、その使命を自覚しつつ、創造主なる神様に信頼して、歩み出しましょう。
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