牧師のページ

神の三大特質─義・聖・愛─が失われてしまう時起きること

snj-20
南ユダ王国がアッシリア帝国の脅威の下にあった時、南ユダ王国の王で言えば、ヨタム、アハズ、ヒゼキヤの時代に立てられた預言者ミカの言葉です。
(09)ヤコブの家のかしらたち、イスラエルの家のつかさたちよ、すなわち公義を憎み、すべての正しい事を曲げる者よ、これを聞け。(10)あなたがたは血をもってシオンを建て、不義をもってエルサレムを建てた。(11)そのかしらたちは、まいないをとってさばき、その祭司たちは価をとって教え、その預言者たちは金をとって占う。しかもなお彼らは主に寄り頼んで、「主はわれわれの中におられるではないか、だから災はわれわれに臨むことがない」と言う。(12)それゆえ、シオンはあなたがたのゆえに田畑となって耕され、エルサレムは石塚となり、宮の山は木のおい茂る高い所となる。
★この「エルサレムは石塚となり、宮の山は木のおい茂る高い所となる」というエルサレム神殿破壊の預言が実現したのは、南ユダ王国がバビロン帝国によって滅ぼされた時です。そして、ここには、エルサレム神殿が破壊された理由が語られています。その理由とは、主なる神様の目から見て「ヤコブの家のかしらたち、イスラエルの家のつかさたちが、公義を憎み、すべての正しい事を曲げる者」となってしまったことです。★この事実を適用的に語るなら「組織体」と呼ばれるものが何故崩壊するのか、その理由が啓示されていると解釈できます。「公義・正義・義」というものは、創造主を認めようが、認めまいが、創造主の創造された世界、つまり私たちが生活している被造世界を保持する為の普遍的な倫理ということです。

思わずわたしの心が語り出したマザーの言葉

snj-15
★この朝は、私の心を捉えたマザー・テレサの言葉を紹介します。

神がいかに謙虚でおられるか
ということに心を打たれます。
神は、
神であるにもかかわらず、
しもべの姿をとっておられます。
今日もなお神は、
私たちのように弱く不完全な道具を
お使いになることで、
ご自分の謙虚さを
示していらっしやるのです。
神は、私たちを通して働いておられます。
ですから、心に喜びを持たなくてはなりません。
喜びと議虚さは両立できるのですから。

★この言葉はマザーの言葉であって、主なる神様の語られた直接の言葉ではありません。にもかかわらず、次の言葉が心を捉えました。「今日もなお神は、私たちのように弱く不完全な道具をお使いになることで、ご自分の謙虚さを示していらっしやるのです。」★私の心が何故捉えられたのか、その理由を私の心だけが知っています。私の心は、思わず「それは本当ですか?」と問うたからです。

人は「どこから来て、どこへ行くのか」

sna-057
★B新聞の投稿欄に14歳の女子中学生の文章が載りました。
人生はつらい。9対1の割合でつらいことの方が多い。でも、前を向いて歩けばそれが8対2になるかもしれない。もしかしたら、5対5になるかもしれない。いや、1対9になるかもしれない。☆どんなに嫌な人がいても、その人に優しく接すること。すごく酷(ひど)いことを言われたり、されたりしたら無視すればいい。その人が将来大人になったときに、友だちから嫌われてすごく嫌な目にあうだろう。今まで人に優しく接した分、人から好かれ、良い思いをする。人生はそんなもんさ。☆人生楽しんだもの勝ち。ありのままの自分で運命のままに生きれば最高に楽しい人生になる。人は死んだらどうなるかわからない。でも、今の自分でいられるのは1度だけ。だから、人生を楽しんで!
★読んでいて、全体の基調が「明るい」と感じます。拾い出して見ると‥‥。
「前を向いて歩けば…人生楽しんだもの勝ち…ありのままの自分で運命のままに生きれば最高に楽しい人生になる…今の自分でいられるのは1度だけ。だから、人生を楽しんで!」
★これらの言葉の背後に流れる「楽観」に対してあれこれ語る必要はありません。これからの人生を通して、様々な体験を重ね、これらの言葉がどのように変化するのか、しないのか、本人自身が体験して行くことでしょう。★ただ「人は死んだらどうなるかわからない。」というこの言葉に対しては、コメントが必要です。彼女がいくら楽観的な体験を重ねても、答えは見つからないだろうと想像できます。そして静かに祈ります。「どうか、彼女のような人たちが、創造主にお出会いできますように!」
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