パウロが語る「御霊の法則」は、エゼキエル書第36章24節から28節の成就です
(24)わたしはあなたがたを諸国民の中から導き出し、万国から集めて、あなたがたの国に行かせる。
(25)わたしは清い水をあなたがたに注いで、すべての汚れから清め、またあなたがたを、すべての偶像から清める。
(26)わたしは新しい心をあなたがたに与え、新しい霊をあなたがたの内に授け、あなたがたの肉から、石の心を除いて、肉の心を与える。
(27)わたしはまたわが霊をあなたがたのうちに置いて、わが定めに歩ませ、わがおきてを守ってこれを行わせる。
(28)あなたがたは、わたしがあなたがたの先祖に与えた地に住んで、わが民となり、わたしはあなたがたの神となる。
★キリスト者に起きることは、まず「新しい心」が与えられ「新しい霊(=わが霊)」が内に授けられることです。次に「新しい心」と「新しい霊」が、キリスト者をして「主の定めに歩ませ」、「主のおきてを守ってこれを行わせる」のです。これが「御霊の法則」です。
戦争についての四つの立場─歴史的な展開と現状を知り、考え、行動する
翻訳のままではなく、ギリシャ語本文にこだわる理由
[33]まず神の国と神の義とを求めなさい。そうすれば、これらのものは、すべて添えて与えられるであろう。(マタイ6:33)
[33]ζητειτε δε πρωτον(最初に) την βασιλειαν(王国) και την δικαιοσυνην(義) αυτου…。
★両者を並べてみて分かりますように口語訳で「求めなさい」と翻訳されているギリシャ語は「ζητειτε」です。もちろん命令形です。
★続いて、これまた有名な御言葉です。始めからギリシャ語を入れておきます。
[07]求めよ(αιτειτε)、そうすれば、与えられるであろう。捜せ(ζητειτε)、そうすれば、見いだすであろう。門をたたけ、そうすれば、あけてもらえるであろう。(マタイ7:7)
★命令形が3つ続く有名な御言葉です。すぐにお気付きになられると思いますが、6章33節で「求めなさい」と翻訳されているギリシャ語が、7章7節においては「求めよ」の方ではなく「捜せ」の方に用いられていることです。★この事実から私としては、ごく単純に、主イェスが次のように語られたのだ、聞き取りました。
[33]まず神の国と神の義とを捜し求めなさい。そうすれば、これらのものは、すべて添えて与えられるであろう。
★6章33節をこのように聞きますと、私たちの側に「神の国と神の義」へと向かう意欲や意志が必要なのではないかと思い至ります。いかがでしょうか?