牧師のページ

はじまりはいつも主の恵み(選び)

★今朝は、詩篇第40篇が記す「幸な人」の定義です。
[04]主をおのが頼みとする人、高ぶる者にたよらず、偽りの神に迷う者にたよらない人はさいわいである。
[05]
わが神、主よ、あなたのくすしきみわざと、われらを思うみおもいとは多くて、くらべうるものはない。わたしはこれを語り述べようとしても多くて数えることはできない。
[06]
あなたはいけにえと供え物とを喜ばれない。あなたはわたしの耳を開かれた。あなたは燔祭と罪祭とを求められない。
★幸な人の特徴は、肯定的に言えば「主をおのが頼みとする人」です。それでは、なぜ「」は、「主を頼みとする」のでしょう。その理由が5節からわかります。「主のくすしきみわざと、主が彼らを思うみおもいとが、他に比べものにならないくらい多いからです。」★それでは、どうして「彼ら」にはそれほどまでの「多さ」がわかるのでしょうか?その理由が恐らく6節の言葉に語られています。それは「あなたはわたしの耳を開かれた。」というこの言葉です。「主が」、「主を頼みとする者」の「耳を開かれた」からです。
★これが、私たちの生きている歴史のに登場してくる、主なる神様の側の不思議な働きです。これをキリスト教神学では「恵み」とも「選び」とも呼びます。主なる神様は、人の耳を開き、神のことばを聞こえる者にして下さいます。神のことばが聞こえる者には、主なる神様のくすしき御業と自分たちに向けられている愛のみ思いが「わかる」ようになるのです!

忍耐強く、執り成しの祈りを積み重ねよう

★エレミヤに託された主なる神様の言葉です。[01]主の言葉がわたしに臨んで言う、[02]「行って、エルサレムに住む者の耳に告げよ、主はこう言われる。(中略)[26]盗びとが捕えられて、はずかしめを受けるように、イスラエルの家は、はずかしめを受ける。彼らはその王も、そのつかさも、その祭司も、その預言者もみなそのとおりである。[27]彼らは木に向かって、『あなたはわたしの父です』と言い、また石に向かって、『あなたはわたしを生んでくださった』と言う。彼らは背をわたしに向けて、その顔をわたしに向けない。しかし彼らが災にあう時は、『立って、われわれを救いたまえ』と言う。
★時を経て使徒パウロは、イスラエル民族という枠を越えて語ります。[21]なぜなら、彼らは神を知っていながら、神としてあがめず、感謝もせず、かえってその思いはむなしくなり、その無知な心は暗くなったからである。[22]彼らは自ら知者と称しながら、愚かになり、[23]不朽の神の栄光を変えて、朽ちる人間や鳥や獣や這うものの像に似せたのである。(中略)[25]彼らは神の真理を変えて虚偽とし、創造者の代りに被造物を拝み、これに仕えたのである。創造者こそ永遠にほむべきものである、アァメン。
★ここに、使徒ペテロの言葉を加えます。[08]愛する者たちよ。この一事を忘れてはならない。主にあっては、一日は千年のようであり、千年は一日のようである。[09]ある人々がおそいと思っているように、主は約束の実行をおそくしておられるのではない。ただ、ひとりも滅びることがなく、すべての者が悔改めに至ることを望み、あなたがたに対してながく忍耐しておられるのである。
RapidWeaver Icon

Made in RapidWeaver