July 2017
キリスト者の「ただ一つの慰め」
23/07/17 00:00
★ハイデルベルク信仰問答書の「問1」は、次のようになっています。
「生きている時も、死ぬ時も、あなたのただ一つの慰めは、何ですか。」
★この問いに対する答えはこうです。
「わたしが、身も魂も、生きている時も、死ぬ時も、わたしのものではなく、わたしの真実なる救い主イエス・キリストのものであることであります。主は、その貴き御血潮をもって、わたしの一切の罪のために、完全に支払って下さり、わたしを、悪魔の全ての力から、救い出し、また今も守って下さいますので、天にいますわたしの御父のみこころによらないでは、わたしの頭からは、一本の髪も落ちることはできないし、実に、すべてのことが、当然、わたしの祝福に役立つようになっているのであります。したがって、主は、その聖霊によってもまた、わたしに、永遠の生命を保証し、わたしが、心から喜んで、この後は、主のために生きることのできるように、して下さるのであります。」
★長い答えですが、今朝焦点を当てたいのは「わたしが、身も魂も、生きている時も、死ぬ時も、わたしのものではなく、わたしの真実なる救い主イエス・キリストのものであることであります。」というこの言葉です。この言葉を「わたしが、身も魂も、生きている時も、死ぬ時も、わたしのものではなく、わたしの真実なる救い主イエス・キリストにより、わたしの創造主なる神のものであることであります。」と言い換えます。★「私」という全存在が、生きている時も、死ぬ時も、「創造主の側に属している」ということ、これが人間本来のありかたです。
「生きている時も、死ぬ時も、あなたのただ一つの慰めは、何ですか。」
★この問いに対する答えはこうです。
「わたしが、身も魂も、生きている時も、死ぬ時も、わたしのものではなく、わたしの真実なる救い主イエス・キリストのものであることであります。主は、その貴き御血潮をもって、わたしの一切の罪のために、完全に支払って下さり、わたしを、悪魔の全ての力から、救い出し、また今も守って下さいますので、天にいますわたしの御父のみこころによらないでは、わたしの頭からは、一本の髪も落ちることはできないし、実に、すべてのことが、当然、わたしの祝福に役立つようになっているのであります。したがって、主は、その聖霊によってもまた、わたしに、永遠の生命を保証し、わたしが、心から喜んで、この後は、主のために生きることのできるように、して下さるのであります。」
★長い答えですが、今朝焦点を当てたいのは「わたしが、身も魂も、生きている時も、死ぬ時も、わたしのものではなく、わたしの真実なる救い主イエス・キリストのものであることであります。」というこの言葉です。この言葉を「わたしが、身も魂も、生きている時も、死ぬ時も、わたしのものではなく、わたしの真実なる救い主イエス・キリストにより、わたしの創造主なる神のものであることであります。」と言い換えます。★「私」という全存在が、生きている時も、死ぬ時も、「創造主の側に属している」ということ、これが人間本来のありかたです。
罪を罪として認識でき、それを主に告白できることの幸い
09/07/17 00:00
★今朝は、悔い改めの詩篇として知られている詩篇第32篇に聞きます。
[03]わたしが自分の罪を言いあらわさなかった時は、ひねもす苦しみうめいたので、わたしの骨はふるび衰えた。[04]あなたのみ手が昼も夜も、わたしの上に重かったからである。わたしの力は、夏のひでりによってかれるように、かれ果てた。[05]わたしは自分の罪をあなたに知らせ、自分の不義を隠さなかった。わたしは言った、「わたしのとがを主に告白しよう」と。その時あなたはわたしの犯した罪をゆるされた。
★詩人は、「主」が「罪」と判断なさる「罪」を「自らが犯してしまった」ことを知っています。しかし、それを知りつつも、詩人はその事実を放置していたのです。それ故、詩人はその結果を体験するようになります。詩人の言葉で言えば「ひねもす苦しみうめいたので、わたしの骨はふるび衰え…」、「わたしの力は、夏のひでりによってかれるように、かれ果てた。」のです。★詩人は問題の解決方法を知っていました。自分の罪を主に知らせ、自分の不義を主に隠さないことです。「わたしのとがを主に告白しよう」。詩人はこれを実行したのです。★この具体的実践が詩人にもたらしたものは「そのとががゆるされ、その罪がおおい消される者…主によって不義を負わされず、その霊に偽りのない人はさいわいである。」という恵みの体験でした。★罪人である私たちにとって、罪を罪として認識でき、かつ主なる神様に対してその罪を告白できることは幸いなのです。
[03]わたしが自分の罪を言いあらわさなかった時は、ひねもす苦しみうめいたので、わたしの骨はふるび衰えた。[04]あなたのみ手が昼も夜も、わたしの上に重かったからである。わたしの力は、夏のひでりによってかれるように、かれ果てた。[05]わたしは自分の罪をあなたに知らせ、自分の不義を隠さなかった。わたしは言った、「わたしのとがを主に告白しよう」と。その時あなたはわたしの犯した罪をゆるされた。
★詩人は、「主」が「罪」と判断なさる「罪」を「自らが犯してしまった」ことを知っています。しかし、それを知りつつも、詩人はその事実を放置していたのです。それ故、詩人はその結果を体験するようになります。詩人の言葉で言えば「ひねもす苦しみうめいたので、わたしの骨はふるび衰え…」、「わたしの力は、夏のひでりによってかれるように、かれ果てた。」のです。★詩人は問題の解決方法を知っていました。自分の罪を主に知らせ、自分の不義を主に隠さないことです。「わたしのとがを主に告白しよう」。詩人はこれを実行したのです。★この具体的実践が詩人にもたらしたものは「そのとががゆるされ、その罪がおおい消される者…主によって不義を負わされず、その霊に偽りのない人はさいわいである。」という恵みの体験でした。★罪人である私たちにとって、罪を罪として認識でき、かつ主なる神様に対してその罪を告白できることは幸いなのです。
正義が軽んじられる国に起こる事
02/07/17 00:00
[01]主よ、お助けください。神を敬う人は絶え、忠信な者は人の子らのなかから消えうせました。
[02]人はみなその隣り人に偽りを語り、へつらいのくちびると、ふたごころとをもって語る。
[03]主はすべてのへつらいのくちびると、大きな事を語る舌とを断たれるように。
[04]彼らは言う、「わたしたちは舌をもって勝を得よう、わたしたちのくちびるはわたしたちのものだ、だれがわたしたちの主人であるか」と。
[05]主は言われる、「貧しい者がかすめられ、乏しい者が嘆くゆえに、わたしはいま立ちあがって、彼らをその慕い求める安全な所に置こう」と。
[06]主のことばは清き言葉である。地に設けた炉で練り、七たびきよめた銀のようである。
[07]主よ、われらを保ち、とこしえにこの人々から免れさせてください。
[08]卑しい事が人の子のなかにあがめられている時、悪しき者はいたる所でほしいままに歩いています。 (詩篇12篇)
★この詩篇では「神を敬う人が絶え」、「忠信な者が消えうせる」時に、国の中で何が起こるのかが語られています。この詩人によれば「隣り人に偽りを語り、へつらいのくちびると、ふたごころとをもって語る者」が登場するのです。彼らは「わたしたちは舌をもって勝を得よう、わたしたちのくちびるはわたしたちのものだ、だれがわたしたちの主人であるか」と高ぶります。その結果は「卑しい事が人の子のなかにあがめられている時、悪しき者はいたる所でほしいままに歩いています。」となるのです。しかし、虚偽を持って国を建てることはできません。不義がはびこれば、国は自ずから腐敗と破壊に向かうのです。
[02]人はみなその隣り人に偽りを語り、へつらいのくちびると、ふたごころとをもって語る。
[03]主はすべてのへつらいのくちびると、大きな事を語る舌とを断たれるように。
[04]彼らは言う、「わたしたちは舌をもって勝を得よう、わたしたちのくちびるはわたしたちのものだ、だれがわたしたちの主人であるか」と。
[05]主は言われる、「貧しい者がかすめられ、乏しい者が嘆くゆえに、わたしはいま立ちあがって、彼らをその慕い求める安全な所に置こう」と。
[06]主のことばは清き言葉である。地に設けた炉で練り、七たびきよめた銀のようである。
[07]主よ、われらを保ち、とこしえにこの人々から免れさせてください。
[08]卑しい事が人の子のなかにあがめられている時、悪しき者はいたる所でほしいままに歩いています。 (詩篇12篇)
★この詩篇では「神を敬う人が絶え」、「忠信な者が消えうせる」時に、国の中で何が起こるのかが語られています。この詩人によれば「隣り人に偽りを語り、へつらいのくちびると、ふたごころとをもって語る者」が登場するのです。彼らは「わたしたちは舌をもって勝を得よう、わたしたちのくちびるはわたしたちのものだ、だれがわたしたちの主人であるか」と高ぶります。その結果は「卑しい事が人の子のなかにあがめられている時、悪しき者はいたる所でほしいままに歩いています。」となるのです。しかし、虚偽を持って国を建てることはできません。不義がはびこれば、国は自ずから腐敗と破壊に向かうのです。