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正義が軽んじられる国に起こる事

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[01]主よ、お助けください。神を敬う人は絶え、忠信な者は人の子らのなかから消えうせました。
[02]人はみなその隣り人に偽りを語り、へつらいのくちびると、ふたごころとをもって語る。
[03]主はすべてのへつらいのくちびると、大きな事を語る舌とを断たれるように。
[04]彼らは言う、「わたしたちは舌をもって勝を得よう、わたしたちのくちびるはわたしたちのものだ、だれがわたしたちの主人であるか」と。
[05]主は言われる、「貧しい者がかすめられ、乏しい者が嘆くゆえに、わたしはいま立ちあがって、彼らをその慕い求める安全な所に置こう」と。
[06]主のことばは清き言葉である。地に設けた炉で練り、七たびきよめた銀のようである。
[07]主よ、われらを保ち、とこしえにこの人々から免れさせてください。
[08]卑しい事が人の子のなかにあがめられている時、悪しき者はいたる所でほしいままに歩いています。 (詩篇12篇)
★この詩篇では「神を敬う人が絶え」、「忠信な者が消えうせる」時に、国の中で何が起こるのかが語られています。この詩人によれば「隣り人に偽りを語り、へつらいのくちびると、ふたごころとをもって語る者」が登場するのです。彼らは「わたしたちは舌をもって勝を得よう、わたしたちのくちびるはわたしたちのものだ、だれがわたしたちの主人であるか」と高ぶります。その結果は「卑しい事が人の子のなかにあがめられている時、悪しき者はいたる所でほしいままに歩いています。」となるのです。しかし、虚偽を持って国を建てることはできません。不義がはびこれば、国は自ずから腐敗と破壊に向かうのです。
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