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キリスト教信仰の持つ動的な働き

★ヘブル人への手紙第11章1節を口語訳、新改訳第3版、新共同訳、新改訳2017、聖書協会共同訳の順番で引用します。出だしの言葉は省略します。
(01)信仰とは、望んでいる事がらを確信し、まだ見ていない事実を確認することである。
(01)信仰は望んでいる事がらを保証し、目に見えないものを確信させるものです。
(01)信仰とは、望んでいる事柄を確信し、見えない事実を確認することです。
(01)信仰は、望んでいることを保証し、目に見えないものを確信させるものです。
(01)信仰とは、望んでいる事柄の実質であって、見えないものを確証するものです。
★前半の言葉を読んで気づきますように、聖書協会共同訳が他の翻訳と異なっています。そこで、ここに使われている言葉を釈義事典で調べてみました。事典によりますと、この言葉は元来「下に横たわるもの」「基盤」を意味するそうです。★そこで、元来の意味を直接入れて読んでみます。口語訳を用いますと「信仰とは、望んでいる事がらの基盤であり…」となります。このように読みますと「望んでいる事がら」が「信仰」によって支えられているイメージが浮かんで来ます。★この第11章1節の言葉は、キリスト者が行動を起こす時に背中を「ポン」と押してくれる言葉であると感じ取っていましたが、これで、私の心が「なるほど」と納得できました。★キリスト教信仰は、もちろん、私たちを「常に」駆り立てるような働きをするのではありませんが、全く身動きが取れず、途方にくれてしまっている時に「大丈夫だから、行動してごらん」と語りかけ、私たちを次なるステップへと導く働きをするのです。
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