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熱意を育むもの

★王位を継承したソロモン王が、主なる神様から知恵を与えられ、王国を統治したことは列王紀第3章に記されています。そのソロモン王がわが子に対して語った言葉として聴いてみましょう。(01)わが子よ、もしあなたがわたしの言葉を受け、わたしの戒めを、あなたの心におさめ、(02)あなたの耳を知恵に傾け、あなたの心を悟りに向け、(03)しかも、もし知識を呼び求め、悟りを得ようと、あなたの声をあげ、(04)銀を求めるように、これを求め、かくれた宝を尋ねるように、これを尋ねるならば、(05)あなたは、主を恐れることを悟り、神を知ることができるようになる。(06)これは、主が知恵を与え、知識と悟りとは、み口から出るからである。★これらの言葉の要点はこうです。“主が知恵を与えられる”のであって、私たちの心の内から知恵が湧き出てくるのではありません。“知識と悟りとは、あくまでも主なる神様のみ口から出る”のです。つまり私たちの外側から来るのです。ですから“銀を求めるように、これを求め、かくれた宝を尋ねるように、これを尋ねる”必要があるのです。★この言葉を聞いた私たちにとっての困難とは何でしょうか?私について言えば、知恵が外側から来ることを認めるのはそれほど困難ではありません。恐らく、私にとっての困難は“銀を求めるように、これを求め、かくれた宝を尋ねるように、これを尋ねる”という心の姿勢に欠けることです。熱意、情熱、熱心。心のエネルギーとも呼べるこれらを与える錠剤はありません。コツコツと主なる神様と対話を重ねることだと推察します。
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