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刈り入れ時を逃さない

★今朝は、箴言6章から知恵の言葉を聴き取ります。[06]なまけ者よ、ありのところへ行き、そのすることを見て、知恵を得よ。[07]ありは、かしらなく、つかさなく、王もないが、[08]夏のうちに食物をそなえ、刈入れの時に、かてを集める。[09]なまけ者よ、いつまで寝ているのか、いつ目をさまして起きるのか。[10]しばらく眠り、しばらくまどろみ、手をこまぬいて、またしばらく休む。[11]それゆえ、貧しさは盗びとのようにあなたに来り、乏しさは、つわもののようにあなたに来る。★「なまけ者」とはなかなか手厳しい言葉です。極めて心理的な言い方になりますが、この言葉が叱責に聞こえるのか、あるいは忠告に聞こえるのか、それとも教育的な配慮に聞こえるのか、それは人によって異なりますし、一人の人間の人生の立ち位置によっても異なります。★語られている主題の中心点を言えば、蟻にとっては「夏のうちに食物をそなえること」が、人間で言う「刈入れの時に、かてを集める」ことに該当します。ですから、「なまける」とは「本来すべき事柄を、本来すべき時に行わないこと」の意味になります。★「いつかやるから」ということで実行の時を遅らせることが可能な事柄も確かにあります。しかし同時に、人生の中には、「時」を間違えますと挽回が難しい結果を享受しなければならないこともあるということでしょう。「今、この時自分がしなければならないことは何か?」このことを御言葉の中から見出す者は幸いです。
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