希望のメッセージである復活と永遠の命
04/04/10 00:00
★イースターおめでとうございます。主イエスが死からよみがえり、天に昇られたという一連の出来事に思いをはせる復活節です。使徒行伝にこう記述されています。「イエスは苦難を受けたのち、自分の生きていることを数々の確かな証拠によって示し、四十日にわたってたびたび彼らに現れて、神の国のことを語られた。」★この記述から、以下の二点が確認できます。第一に、主イエスは復活後40日間、どのような様態であったのかは不明ですが、この地上に留まられ、ご自身が死から復活されたことを示されました。福音書の記す顕現の数をはるかに超えています。第二に、その40日間、顕現されるたびに、主イエスが何を語られたのかが分かっています。主イエスは「神の国のことを語られた」のです。★使徒行伝に記されたこの出来事は、主イエスに連なる者達の将来が見える形で啓示されたということです。ここでパウロの言葉に移ります。「事実、キリストは眠っている者の初穂として、死人の中からよみがえったのである。それは、死がひとりの人によってきたのだから、死人の復活もまた、ひとりの人によってこなければならない。アダムにあってすべての人が死んでいるのと同じように、キリストにあってすべての人が生かされるのである。」★一般的な表現になりますが、今の日本で死後の世界については、余程のことがない限り真剣に論じられることはありません。「千の風になる」という極めて感性的な事柄として扱われ、この思考が疑問に上ることはありません。これに対して、死からの復活と永遠の命という福音のメッセージは、信じる者達にとって絶大なる希望のメッセージであることを確認しましょう。