牧師のページ

「自分を愛するように自分の隣人を愛せよ」に従う一つの実践

★今年は、キリスト者が教会堂に集い、イースター礼拝をささげることが出来ないという事態が世界中で起きています。その理由は簡単です。私がもう一人別の人との接触を避ければ、感染の拡大を抑えることができるから、という理由です。★もし、私が人との接触により感染したとします。私が5日程度の潜伏期間の内に別の人と接触し、その内の2人が感染したとします。そして、その感染者が、5日程度の潜伏期間の内に別の人と接触しますと……。これが、爆発的に感染者が増加するメカニズムです。★現在は感染者に対して「新感染症法」に基づく医療措置がとられますから、一気に病床が満床になることが想像できます。その結果医療崩壊が起こり、更に感染症が拡大します。それだけではありません。高度な医療処置が必要な病の人達が減少するわけではありませんから、医療機器の不足が顕在化します。マスクの不足どころか医療機器の不足は一気に病の人の命を奪います。★一聞?!「風が吹けば桶屋が儲かる」式の論理のように聞こえますが、熟考てみれば、今述べた出来事の連鎖は、必然的に確実に生起する連鎖です。★公権は人間の持つ私権をむやみに侵害してはならないという憲法の精神は、私権を持つ私たちが精神的に自立した大人の考え方を持っていなければならない(必然)という事とバランスします。この両者は車輪の両輪です。★今日本に於いて公権は「自粛要請」という形で国民に声を掛けています。この声に対して精神的に自立した大人の考え方を持ってキリスト者が応答する中心点は「自分の命と同じように隣人の命を守る」ということに帰結すると考えます。
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