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神と共に歩む時の心得

★ヨハネによる福音書第5章には、主イエスが、ベテスダの池の傍らで38年の間、病に悩んでいた人を癒やされた出来事が記されています。(6)イエスはその人が横になっているのを見、また長い間わずらっていたのを知って、その人に「なおりたいのか」と言われた。ここからわかりますように、主イエスは、わざわざ「なおりたいのか」と本人の意志を尋ねています。★第9章には、生まれつき目が不自由であった人を癒やされた出来事が記されています。(6)イエスは‥地につばきをし、そのつばきで、どろをつくり、そのどろを盲人の目に塗って言われた、(7)「シロアム(つかわされた者、の意)の池に行って洗いなさい」。そこで彼は行って洗った。そして見えるようになって、帰って行った。この人の場合主イエスは、「行って洗いなさい」と命じ、本人に対して行動を起こすように命じています。★これらの事は、主イエスが癒やしをなさる時の多様性を示していますが、同時に、二つの大切なポイントが啓示されているように思えます。第一に、主イエスは本人の意志を確認されるという点です。「なおりたい意志」があるかどうかということです。第二は、主イエスは本人に行動を起こさせているということです。「直るためには、ただじっと待っていればよいのではなく、本人も動くことが必要だ」ということです。★この二つの事は、癒やしを受け取るための方程式ではありません。むしろ、主なる神様と共に人生を歩む時の心得の一つではないかと思います。自分の意志を働かせ、体も動かす。あたりまえかもしれませんが、心にとめたい事柄です。
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