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創造主なる神は沈黙しておられない

★最近あまり耳にしませんが、「神の沈黙」という言葉があります。この言葉を一番最初に用いた人の意図が何であれ、キリスト者の間でそれぞれの意味を与えられ、市民権を得ているように思えます。★そこで問いです。創造主なる神は、本当に沈黙しておられるのでしょうか?この問いに対する答えは、人それぞれかもしれませんが、私は、創造主なる神は沈黙しておられないと理解しています。なぜなら、創造主なる神は、聖書を通して、いつでも私達に語りかけておられるからです。むしろ問題なのは、聞く側の私達信仰者が、聴く耳を持っているか、或は聴こうとする意志を持っているか、ということです。★申命記に登場します有名な言葉は「イスラエルよ聞け」であります。また、黙示録に頻繁に登場していたのは、栄光化された主イエスの言葉「耳のある者は、御霊が諸教会に言うことを聞くがよい(口語訳)」であります。★ここから、蛇に象徴されたサタンが、既に語られていた創造主なる神の言葉と正反対の言葉をアダムの妻に語りかけたことの意図が理解できます。被造物の冠であり、文化と歴史の形成を命じられ、被造世界の管理を委ねられた人間が、その使命を果すために、誰の口から出る言葉を聞かなければならないのかは、明白なのです。★サタンと戦われた主イエスは「人はパンだけでは生きず、人は主の口から出るすべてのことばによって生きることをあなたに知らせるため‥(申命記)」との言葉を受けて、「人はパンだけで生きるものではなく、神の口から出る一つ一つの言で生きるものである」と語られました。これは、「神の沈黙」はないことの典型だと理解しています。
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