牧師のページ

悪魔と戦うのではなく恵みに立つ歩みを継続する

veg-09
★自分の人生の中に、いわゆる「悪いこと」が起きた時、私たちは「自分の歩みをチェックするように」という言葉に向かいます。つまり、「悪いこと」を引き起こした原因が自分自身にあるという考え方です。これは健康的な見方であり否定されるべきものではありません。★その結果、何がしかの原因に思い至ったとします。その時に続けて聞きたいルターの言葉があります。ルターの言いたいことを補うために多少言葉を加えます。☆悪魔は、しばしばわずかな罪をつかまえる。そうやって悪魔は、あなたが生涯をかけてしてきたよい行いをすべて覆い隠してしまうので、あなたは自分の内に、その同じ罪しか見ることができなくなる。しかし、このようなことは、あなたが悪魔との議論にはまってしまったときに起るのである。☆だから、キリスト者は、このような「悪を及ぼす思いを軽蔑するようにして、まるごと克服しようとする」のはやめなさい。なぜなら、悪魔は傲慢な霊であるから、キリスト者から発せられる軽蔑には耐えられず、もっと執拗に迫ってくるからである。☆これに対する対抗策はただ一つである。キリスト者がまず「私はキリストを通して、主なる神様と既に和解を得ている」という信仰に立つのだ。その上で、聖霊と熱心な祈りの鍛練と、また、聖書を誠実に読むことが必要である。なぜなら、悪い思いを克服して心から追い出すのは、人にできる行いではないからである。★ルターのこの言葉は、いい加減な悔い改めを推奨する言葉ではありません。そうではなくて、赦された罪人に過ぎないキリスト者に対して、恵みの持つ確実さを日々確認し続ける歩みを積み重ねることを推奨しているのです。
RapidWeaver Icon

Made in RapidWeaver