絶望を越えさせるもの
18/10/15 00:00
★バビロン捕囚という国家規模の悲惨な体験の中で、「イスラエルの全家」は語ります。「われわれの骨は枯れ、われわれの望みは尽き、われわれは絶え果てる。」★この絶望の言葉に対して、主は、預言者エゼキエルに一つの幻を託します。それがこれです。(1)主の手がわたしに臨み、主はわたしを主の霊に満たして出て行かせ、谷の中にわたしを置かれた。そこには骨が満ちていた。(2)彼はわたしに谷の周囲を行きめぐらせた。見よ、谷の面には、はなはだ多くの骨があり、皆いたく枯れていた。(3)彼はわたしに言われた、「人の子よ、これらの骨は、生き返ることができるのか」。わたしは答えた、「主なる神よ、あなたはご存じです」。(4)彼はまたわたしに言われた、「これらの骨に預言して、言え。枯れた骨よ、主の言葉を聞け。(5)主なる神はこれらの骨にこう言われる、見よ、わたしはあなたがたのうちに息を入れて、あなたがたを生かす。(6)わたしはあなたがたの上に筋を与え、肉を生じさせ、皮でおおい、あなたがたのうちに息を与えて生かす。そこであなたがたはわたしが主であることを悟る」。(7)わたしは命じられたように預言したが、わたしが預言した時、声があった。見よ、動く音があり、骨と骨が集まって相つらなった。(8)わたしが見ていると、その上に筋ができ、肉が生じ、皮がこれをおおったが、息はその中になかった。(9)時に彼はわたしに言われた、「人の子よ、息に預言せよ、息に預言して言え。主なる神はこう言われる、息よ、四方から吹いて来て、この殺された者たちの上に吹き、彼らを生かせ」。(10)そこでわたしが命じられたように預言すると、息はこれにはいった。すると彼らは生き、その足で立ち、はなはだ大いなる群衆となった。★イスラエルの神は創造主です。その創造主が、この世に、主イェスを遣わされたのです。