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「神のように善悪を知る者となる」とは

sna-068
★創世記第3章4,5節にこう記されています。
[04]へびは女に言った、「あなたがたは決して死ぬことはないでしょう。[05]それを食べると、あなたがたの目が開け、神のように善悪を知る者となることを、神は知っておられるのです」
★「
神のように善悪を知る者となる」とは何を意味しているのでしょうか?折々に語っていますが、「善悪を知る木」の実には特別な力があって、アダムとその妻とがその実を食べると、創造された時に不足していた善悪の判断が付加されるということではありません。★次のように解釈できます。創世記第1章31節に「神が造ったすべての物を見られたところ、それは、はなはだ良かった。」と記されています。この「良かった」のヘブル語は「トーブ:טוב」です。次に、「神のように善悪を知る者」とは、「創造主のように善悪を知る者」と解釈でき、この「善悪」の「」も「トーブ:טוב」です。以上から、「神のように善悪を知る者」とは、「創造主のように何が善で何が悪であるかを最終的に判断し宣言できる者」と言えます。説明的に言えば「創造主」とは「ご自身以外の他の存在に尋ねることなく」、「何か善で何が悪であるかを最終的に判断し宣言できる御方」なのです。★ですから、アダムとその妻が「善悪を知る木」の実を食べてしまった時、自分たちを「最終的判断者であられる創造主を越えて、自ら最終的に判断する者」としてしまったのです。これが私たちの持つ罪の本質でもあります。
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