「旧統一協会」問題を通して考えるべき点がある
07/05/23 00:00
★近々のニュースで報じられたように、世界平和統一家庭連合(旧統一協会)が、昨年4月に東京都多摩市内に土地を購入していたことが判明しました。永山駅から南へ約2キロにあった菓子卸売会社が所有していた土地で、国士舘大学多摩キャンパスや都立永山高校が隣接しているのです。★新聞各社によれば、教団の拠点になることを懸念する周辺住民の一部の方々が4月29日、教団の撤退を目指す団体を設立しました。★「信教の自由」から言えば、国家権力は宗教活動に介入してはならない、となります。このことは明確にしておく必要があります。その上で事実を言えば、無宗教者に限らず宗教者から見ても、異様に映る宗教は存在します。問題の核心を表現すれば、その宗教の信仰者にとって「真理である」ことが、その宗教の信仰者以外の人達にとっては「どうしてそれが真理なの?」となってしまうことです。★やっかいな問題は、そこから派生します。(洗脳の課題は置いて)心理学的な視点から言えば、恐らく「人間は、自らが真理であると信じていることに生きる時、生き甲斐を感じているのです。」私はこの言葉は真実をついていると思います。ですからやっかいなのです。★「真理とは何か?」「何が真理なのか?」この2つの問いの言葉をじっくりと考えてください。そうしますと、この2つの問いが導くのは、少々あいまいですが「誰が何を真理とするのか?」という問いではないかと考えます。★聖書を信仰と生活の規範に据えるキリスト者はこの問いにどう答えますか?