怒りの感情の漏出に気づいたら
10/06/12 00:00
★大規模改修の5年目点検に立ちあう機会がありました。鉄筋コンクリート造の共同住宅であれば、何処でも同様ですが、一番大きな問題は、漏水です。今回の検査で浮かび上がったのは、改修時に新設したルーフバルコニーの防水層の下に水が溜まり、ウォーターベッド状態になってしまったという現象です。幸にも、室内側に漏水せずに済んだ住戸と、残念ながら、室内側に漏水してしまった住戸がありました。★専門家の意見によれば、滞留水の原因は簡単には見つけられないとのことです。なぜなら、水が入り込んでいる個所をなかなか特定できないからです。しかし、現実には滞留水の原因となっている個所はあるのです。その個所が水の入口であり、そこから入った水は、新設した防水層の下に溜まったのです。★このことは信仰と感情の問題に対して適用できるように思いました。信仰者が“イライラする”という状態を考えてみましょう。信仰者であれば「いつも喜んでいなさい」という御言葉に対して、心は「それは良いことだ」と納得しているのです。しかし他方、何かに対して“怒り”の感情が引き出されている自分があるのです。しかも、一体何に対してイライラしているのか、その直接の原因が特定できないのです。表面的な理由をこじつけることはできますが、解決にはなりません。原因はもっと深い所にありそうです。★聖書の御言葉は、聴き続けるなら、聴く者の心の深い所にまで届きます。どの御言葉が、原因を取り扱ってくれるかは不明ですが、必ず変化を生んでくれます。根気よく、御言葉に聴き続けましょう。