互いに愛し合いなさい
31/07/11 00:00
★夜の祈祷会で得た洞察を分かち合わせてください。パウロは、ローマ人への手紙14章で次のように語っています。(1)信仰の弱い者を受けいれなさい。ただ、意見を批評するためであってはならない。(2)ある人は、何を食べてもさしつかえないと信じているが、弱い人は野菜だけを食べる。(3)食べる者は食べない者を軽んじてはならず、食べない者も食べる者をさばいてはならない。神は彼を受けいれて下さったのであるから。(4)他人の僕をさばくあなたは、いったい、何者であるか。彼が立つのも倒れるのも、その主人によるのである。しかし、彼は立つようになる。主は彼を立たせることができるからである。★多くの場合、この4節は、次のように読まれています。「他人の僕をさばく(信仰の強い)あなたは、いったい、何者であるか。(信仰の弱い)彼が立つのも倒れるのも、その主人によるのである。」★ところが、2節でパウロは「弱い人は野菜だけを食べる。」と語り、3節で「食べない者も食べる者をさばいてはならない。」と語ります。つまり、ここ3節でパウロは「(野菜以外)食べない者も、(何でも)食べる者をさばいてはならない。」と語っているのです。★もうお分かりと思いますが、「他人の僕をさばくあなたは、いったい、何者であるか。」という言葉から始まる4節全体は、信仰の強い者に対してだけではなく、信仰の弱い者に対しする言葉でもあるのです。★「相手を裁く」ということは、信仰の強弱には無関係に働く悪しき力なのです。主イエスの勧告が響きます。「互に愛し合いなさい。」