聖霊の働きを信じて、自分自身を生きるキリスト者について
05/07/20 00:00
★いわゆる「受胎告知」を受けたマリアはエリサベツを訪問します。その際にマリアが語った言葉がこれです。「わたしの魂は主をあがめ、わたしの霊は救い主である神を喜びたたえます。」★このマリアの言葉に基づいて、ルターが次のように語っています。◆神を多くの言葉や叫びや音楽でたたえようとすると、人は、神が耳が聞こえず、何も知らないかのように、また、私たちが神を眠りから覚まして教え導こうとでもいうようにするのである。◆神についてのこのような思い込みは、神を賛美するより、むしろ神をはずかしめ、栄光をそこなうことになる。◆そうではなく、神のわざを心の底から思い巡らし、驚き感謝してかえりみる人、その人は情熟によって動き出すので、語るよりも多くためいきをつき、言葉が自然に溢れ出して、(工夫してこしらえたり、語られたのでなく)外へ吹き出してくる。◆そのために、霊が泡立ち溢れるとすぐに言葉が命と手足を持つ。いや、同時に体全体、全身が喜んで語りたくなる。◆それはまさしく聖霊により真理において神をたたえることであり、そこでは言葉は火であり光であり命以外のものではない。★このルターの言葉をお聞きになって皆様はどのように感じられますでしょうか?私は思うのです。「感情表現が自然にできる人がいるし、感情表現が苦手な人もいるのだ。」「感情の働きは、一人一人違うのだから、無理をしたり、演技をしたりするのは止めよう。」「自分ができる感情表現で生きよう。」★この様にして、主なる神は、聖霊を通して私たち一人一人を個別に成長させてくださると信じます
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