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アブラハム契約の契約締結の形式はイスラエル王国にあっても継承されていた

★福音派の中では、主イエスが語られた「新しい契約」のことは話題になると考えますが、アブラハム契約のことが話題になるのはどれ程でしょうか?ましてや、契約締結の形式となるとほとんど関心が向いていないかもしれません。そこで、アブラハム契約の締結の形式を再確認します。
(07)また主は彼に言われた、「わたしはこの地をあなたに与えて、これを継がせようと、あなたをカルデヤのウルから導き出した主です」。(08)彼は言った、「主なる神よ、わたしがこれを継ぐのをどうして知ることができますか」。(09)主は彼に言われた、「三歳の雌牛と、三歳の雌やぎと、三歳の雄羊と、山ばとと、家ばとのひなとをわたしの所に連れてきなさい」。(10)彼はこれらをみな連れてきて、二つに裂き、裂いたものを互に向かい合わせて置いた。ただし、鳥は裂かなかった。(17)やがて日は入り、暗やみになった時、煙の立つかまど、炎の出るたいまつが、裂いたものの間を通り過ぎた。
★以上を確認して問います。この契約の締結はアブラハムの時だけでしょうか?次の聖書箇所、エレミヤ書第34章に注目です。

(18)わたしの契約を破り、わたしの前に立てた契約の定めに従わない人々を、わたしは彼らが二つに裂いて、その二つの間を通った子牛のようにする。――(19)すなわち二つに分けた子牛の間を通ったユダのつかさたち、エルサレムのつかさたちと宦官と祭司と、この地のすべての民を、(20)わたしはその敵の手と、その命を求める者の手に渡す。その死体は空の鳥と野の獣の食物となる。

★主なる神様がイスラエルの民とこの契約締結形式を用いていたことがわかります。業の契約も恵みの契約も形式は同じで、違いは誰が「裂いたものの間を通る」のかです。

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