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主なる神様は、特別な目的を持って信仰者の歴史の中に入り込んでいる

★私が担当するおはよう礼拝では、今「ヨセフ物語」を学んでいます。何度読んでも面白く、その歴史展開の中に思わず引き込まれてしまいます。しかし、「ヨセフ物語」は単に面白いだけではありません。その中には啓示的メッセージが豊かに織り込まれています。現在「主なる神様は信仰者である私たちの歴史とどのように係わっておられるのか」を考えています。★最近のメッセージから一つのことを述べさせていただきます。私たちの人生に起こることは、良きにつけ、悪しきにつけ、間違いなくこの世の因果関係によって説明がつきます。ヨセフの場合は、兄弟たちの嫉みにより、奴隷としてエジプトに売られてしまったわけですが、その原因は二つあります。一つは、父親の偏愛の対象であったことです。父が息子ヨハネを特別扱いした事によって、兄弟たちから嫉まれたわけです。もう一つは、ヨハネに夢を解き明かす賜物が与えられていたことです。このこと自体は嫉みの対象ではなかったのですが、解き明かされた夢の内容が、「傲慢なヨセフ」という判断を与えてしまったのです。★第一の理由は、純粋に父ヨセフが原因ですが、第二の理由は、主なる神様がヨセフに夢を解き明かす賜物を与えていたことに起因します。つまり、この時点で主なる神様がヨセフの歴史の中に入り込んでいることがわかります。大胆に言いますが、これと同じように、主なる神様は、特別な目的を持って信仰者の歴史の中に入り込んでいるのです。ただそれが私たちにはわからないだけのことです。「創造主」を信じる時、このことも同時に信じて良いのです。
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