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聖書は契約の書ですが「業の契約」と「恵みの契約」があります

★聖書の名称にある旧約や新約の「約」は「契約」の「約」です。ですから、それぞれの「契約」には契約を結ぶ当事者がいます。★今日考えるのは「アブラハム契約」です。これは「」なる神様と「アブラ(ハ)ム」との間で結ばれたものです。「アブラハム契約」の内容は一般に、創世記第12章1節3節と語られます。「わたしはあなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し、あなたの名を大きくしよう。あなたは祝福の基となるであろう。」や「あなたを祝福する者をわたしは祝福し、あなたをのろう者をわたしはのろう。地のすべてのやからは、あなたによって祝福される」です。★しかしその内容だけに限定さるわけではないのです。第12章から読み進みますとわかるのですが「アブラハム契約」は、その内容が漸進的(段階を追って次第に進む)に明らかにされる契約なのです。ですから、続く7節の「わたしはあなたの子孫にこの地を与えます」も「アブラハム契約」の内容です。それだけでなく、第15章や第17章をも包摂する契約なのです。★もう一つ、聖書の契約には「業の契約」と「恵みの契約」があります。「アブラハム契約」の内容を読むと分かりますように、その内容は「」なる神様の側の一方的な約束になっています。ですから「アブラハム契約」の内容は「」なる神様の側が主権的に働かれて必ず成就(現実化)するのです。このように「」なる神様の側が主権的に約束される契約を「恵みの契約」と呼ぶのです。
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