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聞く耳のある者は聞くがよい

★今朝は、箴言6章1619節を考えます。この個所には、これまで取り上げてこなかった箴言の内容がまとめて取り上げられています。箴言5章21節に「人の道は主の目の前にあり、主はすべて、その行いを見守られる。」とありました。その「主の目」から見て「主の憎まれるものが六つある、否、その心に、忌みきらわれるものが七つある(箴言7:16)」というのです。もちろんこの七つで全てが言い尽くされているわけではありません。★その七つとはこれです。⑴高ぶる目、⑵偽りを言う舌、⑶罪なき人の血を流す手、⑷悪しき計りごとをめぐらす心、⑸すみやかに悪に走る足、⑹偽りをのべる証人、⑺兄弟のうちに争いをおこす人。★この七つの項目をよく考えますと、主なる神様が憎まれる二種類の人間が浮き出てきます。その二種類の人間とは「偽りをのべる証人」と「兄弟のうちに争いをおこす人」との二人です。そして、この二種類の人間に共通しているのは、彼らがまず、⑴悪しき計りごとをめぐらす心を持っているということです。そして同時に、彼らは、⑵高ぶる目を持ち、⑶偽りを言う舌を持ち、⑷すみやかに悪に走る足を持ち、⑸罪なき人の血を流す手を持っているということです。★このように整理しますと、今度は彼らに足りないものが浮かび上がってきます。答えは、「わが子よ、わたしの知恵に心をとめ、わたしの悟りに耳をかたむけよ(箴言5:1)」という言葉にあります。彼らには、教訓、教え、訓戒を「聞く耳」がないのです。主イエスの語られた言葉が響きます。「聞く耳のあるものは聞くがよい」★創造主なる神様の御前では、何よりもまず、聞く姿勢が求められているのです。
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