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微力ではありますが無力ではない

pcd11015
★「知恵の言葉は時にかなって与えられると心を打つ。」このことを強く感じましたので、記憶に留めておくため、コラムに書かせていただきます。★「すべての人々に何もかもはできなくとも、誰かに何かはできる。」これは、国際NGOであるワールド・ビジョンの創設者ボブ・ピアスさんの語った言葉で、自分には何も出来ないと考えてしまい、行動を躊躇している人達に、最初の一歩を踏み出させる力を与えました。この言葉の中にある「全てのことは出来なくても、幾つかのことは出来る」という考え方は、様々な場面で躊躇する自分の背中をそっと後押してくれる言葉だと感じています。★これにもう一つの言葉が加わりました。先週の主日礼拝の時、司会者のW兄弟が、祈りの中で「微力ではありますが無力ではない‥」という言葉を語られたのです。その言葉が瞬時に私の心を捕えました。なぜ反応したのか、その時には理由が分かりませんでしたが、後に気づきが与えられました。★私の心が最も反応したのは「無力ではない」という言葉であると思います。私は普段から自分自身の働きが「微力」であると考えているのだと思います。ですから、その事実は受け入れているのだと思います。そこへ「微力ではありますが無力ではない」という言葉が語られ、心を打ったのです。その理由は、一般的な言葉で言えば、この言葉が「微力であること」に対して意味を与え、肯定的な評価を与えてくれたのだと思います。逆に言えば、私は、知らず知らずの内に「微力」であることを否定的に考えていたのだと思います。「微力ではありますが無力ではない!」私には良い言葉が与えられました。
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