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「被造世界の管理責任」の中には「自己管理」が含まれている

★ローマ人への手紙第12章が近づいてきていることを意識し、「被造世界の管理責任(社会的責任の言い換え)」について、先行的に述べておこうと思います。★私たち人間の「被造世界の管理責任」について語る場合、私は、律法の要約がガイドラインになると考えています。
[36]「先生、律法の中で、どのいましめがいちばん大切なのですか」。
[37]イエスは言われた、「『心をつくし、精神をつくし、思いをつくして、主なるあなたの神を愛せよ』。
[38]これがいちばん大切な、第一のいましめである。
[39]第二もこれと同様である、『自分を愛するようにあなたの隣り人を愛せよ』。
[40]これらの二つのいましめに、律法全体と預言者とが、かかっている」。
★今日注目するのは「自分を愛するようにあなたの隣り人を愛せよ」です。この戒めは「自分を愛する」ことが前提になっています。このことから、「被造世界の管理責任」の中には「自分を正しく管理する」ことが入り込んでいると解釈します。★ここからは「境界線(バウンダリー)」という書物からの知見を参考にします。「境界線がしっかりしていれば、神から委ねられた自分の人生を責任を持って管理し、誰かに不健全に依存したり拘束されたりすることなく、愛を動機とした自由で主体的な生き方ができるのです。」この文章の中にある「自分の人生を責任を持って管理し」が「自分を正しく管理する」ことです。今後、「境界線(バウンダリー)」の考え方から学ぶ事にします。
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