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「聖定」と「創造」の教理

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★主なる神様がエレミヤを預言者として召した時の言葉が残されています。「わたしはあなたをまだ母の胎につくらないさきに、あなたを知り、あなたがまだ生れないさきに、あなたを聖別し、あなたを立てて万国の預言者とした。」★この言葉から、エレミヤがこの世に存在する以前に、主なる神様の側の「選び」とご決断があったことが分かります。このことを神学用語で「聖定」と呼びます。★この「聖定」は「創造」と深い関係にあります。★詩篇第139篇の作者はこう語ります。「あなたはわが内臓をつくり、わが母の胎内でわたしを組み立てられました。…あなたは最もよくわたしを知っておられます。…わたしが隠れた所で造られ、地の深い所でつづり合わされたとき、わたしの骨はあなたに隠れることがなかった。あなたの目は、まだできあがらないわたしのからだを見られた。わたしのためにつくられたわがよわいの日のまだ一日もなかったとき、その日はことごとくあなたの書にしるされた。」★乱暴に聞こえますけれども「聖定」の教理を快く思わない心が信仰者の中にも存在します。しかし、赦された罪人に過ぎないキリスト者が「創造」の教理だけでなく「聖定」の教理を受け入れ得るのは、創造主なる神が「」と「」と「」というご自身の三大特質に基づいて世界を創造され、同時に「被造世界」をご支配下さるからです。★エゼキエル書に多く登場する言葉で言えば、「被造世界」が完成した時、全世界は「わたしが主であること知る」のです。言い換えれば、その時「」と「」と「」に基づいた「聖定」の確かさが確認されるということです。
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