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パウロが語る“救いに至る信仰”の内容

★使徒パウロの言葉をローマ人への手紙から引用します。
(09)すなわち、自分の口で、イエスは主であると告白し、自分の心で、神が死人の中からイエスをよみがえらせたと信じるなら、あなたは救われる。
(10)なぜなら、人は心に信じて義とされ、口で告白して救われるからである。
(11)聖書は、「すべて彼を信じる者は、失望に終ることがない」と言っている。
(12)ユダヤ人とギリシヤ人との差別はない。同一の主が万民の主であって、彼を呼び求めるすべての人を豊かに恵んで下さるからである。
(13)なぜなら、「主の御名を呼び求める者は、すべて救われる」とあるからである。
★ここに記されたパウロの判断を整理しますと、救いに至る信仰とは「
イエスは主である」と「告白する」ことです。そして、同時に、その告白の背後には、「神が死人の中からイエスをよみがえらせた」と「自分の心」で信じているという事実が存在します。その両者を受けた上で、パウロは「人は心に信じて義とされ、口で告白して救われる」と語っています。★「人間的」に考え「イエスは主である」と「告白する」だけで充分ではないか、と言いたくなるかもしれませんが、パウロは「神が死人の中からイエスをよみがえらせた」という事実を信仰告白の中から除外しないのです。真正なキリスト教信仰では「自分の心」が「死人の中から主イェスが復活された」という事実を曖昧にしてしまうことはできないということです。
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