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契約を通して与えられる破格の恵み

★婦人祈祷会からのおすそ分けです。詩篇第3篇1節4節です。最初に説明が付いています。「ダビデがその子アブサロムを避けてのがれたときの歌」。この説明に記されたダビデの逃亡は、自らが蒔いた罪の種の結果です。バテシェバとの姦淫だけでなく、バテシェバの夫を激戦地で戦死させるという悪行付きです。そのようなダビデの祈りの言葉です。
[01]主よ、わたしに敵する者のいかに多いことでしょう。わたしに逆らって立つ者が多く、
[02]
「彼には神の助けがない」と、わたしについて言う者が多いのです。
[03]しかし主よ、あなたはわたしを囲む盾、
わが栄え、わたしの頭を、もたげてくださるかたです。
[04]わたしが声をあげて主を呼ばわると、主は聖なる山からわたしに答えられる。
★「彼には神の助けがない」とは「主なる神様はダビデと共にはおられない」という意味に同じです。それに対してダビデは「あなたはわたしを囲む盾、わが栄え、わたしの頭を、もたげてくださるかたです」と語るのです。何故でしょう?★一言で言えば、主なる神様から「罪の赦し」を受け取ったからです。蒔いた罪の種はダビデ家で実ります。しかし「恵み」は取り去られなかったのです。ダビデ契約に付随した「恵み」は、主イェスによって成就された「罪の贖い」を、私たちが信じ受け取る時に、私たちに与えられるものです。主イェスと結んだ契約がもたらす「恵み」です。破格の恵みと呼ぶしかありません。
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