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「ポスト・トルゥース」という現実は直ぐそばにあります

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★ご存知の方々も多いと思いますが、主要なメディアが、トランプ大統領の就任式に参加した人数はオバマ氏の就任時よりも少ないという事実(真)を、画像や映像を交えて報じたことに対して、トランプ大統領は、CIAの会見時に、自分の就任式に集まった人数に関してマスコミが嘘の報道をしているのだと非難したのです。その後、ショーン・スパイサー大統領報道官も、ホワイトハウスでの初の記者会見で、「就任式の観衆としては文句なく過去最大(偽)」と断言し、その後、「事実についてわれわれの見解が異なることが時としてあり得ると思う。われわれはあなた方に絶対にうそをつかないつもりだ」と語ったのです。★これに次の出来事を並べます。南スーダンの国連平和維持活動に参加する陸上自衛隊の日報が見つかり、昨年の7月の時点で、明確に「戦闘」という言葉で報告されていたにもかかわらず、政府が「武力衝突」という言葉で説明し続けていた事実が明るみにでました。このことについて、稲田朋美防衛相は8日の衆院予算委員会で「戦闘行為」の有無について「事実、行為としての殺傷行為はあったが、憲法9条上の問題になる言葉は使うべきではないことから、武力衝突という言葉を使っている」と述べたのです。つまり「本来、憲法9条に当てはまらない事柄を、自衛隊の日報は間違って、憲法9条に当てはまるように報告している」という解釈を押し通しているのです。★両者とも「事実に対する解釈(見解)が異なるのだ」と平気で語り、「偽」が「真」であるのだしてしまうのです。両国共に、とても危険な思考が大手を振っています。
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