牧師のページ

「創造主なる神様」の側に取り分けられているが故に

★今朝は、ローマ人への手紙第12章からパウロの言葉です。
[17]だれに対しても悪をもって悪に報いず、すべての人に対して善を図りなさい。
[18]
あなたがたは、できる限りすべての人と平和に過ごしなさい。
[19]
愛する者たちよ。自分で復讐をしないで、むしろ、神の怒りに任せなさい。なぜなら、「主が言われる。復讐はわたしのすることである。わたし自身が報復する」と書いてあるからである。
[20]
むしろ、「もしあなたの敵が飢えるなら、彼に食わせ、かわくなら、彼に飲ませなさい。そうすることによって、あなたは彼の頭に燃えさかる炭火を積むことになるのである」。
[21]
悪に負けてはいけない。かえって、善をもって悪に勝ちなさい。★17節と21節に同じ主旨の言葉が語られています。これをキアスムス的に聴き取るなら、より強調されているのは18節20節に記された内容です。★内容としては、3つありますが、中心に位置するのが19節です。「自分で復讐をしないで、むしろ、神の怒りに任せなさい。復讐はわたしのすることである。わたし自身が報復する」★「復讐」という言葉の持つイメージをどのように受け止めるのかは人によって異なりますが、客観的に言えば、「最終的な結末は私が定めている」となります。★キリスト者は、自らのことを、主イェスの贖罪を信じ受け入れ、歴史を支配なさる「創造主なる神様」の側に取り分けられている(聖別)と信じるが故に「悪に負けてはいけない。かえって、善をもって悪に勝ちなさい。」との生き方を選ぶのだと信じます。
RapidWeaver Icon

Made in RapidWeaver