牧師のページ

自分の人生を支える土台

★詩篇第90篇の作者は、次のように語りました。
[09]われらのすべての日は、あなたの怒りによって過ぎ去り、われらの年の尽
きるのは、ひと息のようです。
[10]われらのよわいは七十年にすぎません。あるいは健やかであっても八十年でしょう。しかしその一生はただ、ほねおりと悩みであって、その過ぎゆくことは速く、われらは飛び去るのです。
[11]だれがあなたの怒りの力を知るでしょうか。だれがあなたをおそれる恐れにしたがってあなたの憤りを知るでしょうか。
[12]われらにおのが日を数えることを教えて、知恵の心を得させてください。
★私たち人間の持つ「いのちの時間」が、主なる神様の御支配の中にあること、「いのちの時間」がいとも簡単に過ぎ去ってしまう短いものであること、そして「いのちの時間」が労苦に満ちていることを詩っています。★しかし、この詩は、虚空に向かって言葉を発しているのではありません。自らの心情を告白できる「創造者」をしっかりと捕えているのです。そして、その「創造者」に向かって、「知恵の心を得させてください。」と願っているのです。私の理解を言えば、創造主からの「知恵」を得れば、「いのちの時間」を「意味あるものできるはずだ」という確信がこの詩人の中にあるのです。★私たち人間は「何も持たない」のではありません。「創造主による被造物である」という明確な身分を持っているのです。この人生の土台とも言うべき身分が持つ意味を、「御言葉(聖書)」からしっかりと聴き取りましょう。そこに「知恵の心」が隠されています。
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