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信仰とは何か?

★「信仰とは何か?」という問いがあります。私にとって、これは大変広い領域を持つ問いと考えますので、そう簡単には、答えることが出来ません。しかし、「信ずるという行為についての説明」が求められているとしますと、大変分かりやすい説明に出会いました。私の答えではありませんが紹介したいと思います。★信仰とは、第一に、神の言葉を「聞く」ところから始まります。第二に、聞いた神の言葉を「理解」する必要があります。第三に、理解した神の言葉に「同意」する事です。そして最後に、同意した神の言葉に「信頼」して、行動することです。★この説明の素晴らしいところは、「理解」することの次に、「同意」することを置いている点です。厳密な説明ではありませんが、「理解」するという段階ではまだ、自分の外側から来たことを、自分が知的に受け止めた段階のように思えます。つまり、まだ内在化していないのです。ところが「同意」するという段階では、意志的な決断の要素が加わりますから、「理解」した内容と自分自身(の心)とが内的に結び付くように思えます。★ただ単に理解しただけでは、信仰にはなりません。ですから応答行動も生まれてきません。しかし、理解した内容を吟味し、理解し、「確かに語られている通りだ」と「同意」する段階を経ますと、信仰者は、同意した内容に信頼を置いて行動できるわけです。★まとめます。「信仰」とは、「神の言葉」を聞くことから始まり、聞いた内容を理解し、理解した内容に同意し、同意した内容に信頼して行動する。この一連の働きを意味しています。
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