牧師のページ

創世記の啓示から定義する「祈り」

veg-12
「祈る」ことについて、様々な解説がありますが、最近最も心に落ちた言葉を内田和彦先生の著作から見つけました。★出発点は「三位一体の神」です。次に、その「神のかたち」に私たち人間が創造されている事実です。☆神は自らを「われわれ」と表現なさる方です。神ご自身の内で人格的な交わり、愛の交わりがあるのです。神は確かに孤独の神、孤立した神ではありません。互いに愛し合う交わりの内に永遠に存在しておられる方なのです。☆その神に似たものとして造られた私たちですから、私たち自身、交わりの内に生きる者です。分かち合い、支え合うことが必要です。しかしそれ以前に、私たちを造られた神との人格的な交わりを必要としています。その交わりが祈りなのです。★内田先生のこの定義的文章は、どちらかといえば「祈り」を各論的に語る文章に接していたわたしにとって、とても「スッキリ」しました。
(26)神はまた言われた、「われわれのかたちに、われわれにかたどって人を造り、これに海の魚と、空の鳥と、家畜と、地のすべての獣と、地のすべての這うものとを治めさせよう」。(27)神は自分のかたちに人を創造された。すなわち、神のかたちに創造し、男と女とに創造された。(28)神は彼らを祝福して言われた、「生めよ、ふえよ、地に満ちよ、地を従わせよ。また海の魚と、空の鳥と、地に動くすべての生き物とを治めよ」。
★大きく語りますが、この言葉を出発点に置いて、わたしたちが、自分自身の人生をも含め、被造世界を管理しようとする時、必然的に、「主よ、ここはどのように管理したら良いのでしょうか?」という言葉が口をついて出て来るのです。これが祈りの発露です。
RapidWeaver Icon

Made in RapidWeaver