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求めよ・捜せ・門をたたけ


★「求めよ、そうすれば、与えられるであろう。捜せ、そうすれば、見いだすであろう。門をたたけ、そうすれば、あけてもらえるであろう。すべて求める者は得、捜す者は見いだし、門をたたく者はあけてもらえるからである。」★今日も引き続き、この主イエスの語られたこの言葉と取り組みます。前回確認しましたが、これは「主なる神様が私たちの願望成就マシーンである」というような意味ではありませんでした。★このことを前提して、一番最初になすべきは、文脈の設定です。大きな流れを言えば、「求めよ」という言葉は、少し戻って「まず神の国と神の義とを求めなさい。」という言葉に繋げることが出来ます。また「門をたたけ」は、少し進んで「狭い門からはいれ。」という言葉に関係づけることが出来ます。このように設定した文脈を考えてみましょう。そうしますと、意味が絞り込まれ、聞き取れる内容も明らかになります。★その明らかになる中心点とは、「求め、捜し、(門を)たたく」というこの三つの動詞は、「神の国と神の義」という主題に関係し、同時に、「命にいたる」という主題とも関係しているということです。いかがでしょうか。★そうしますと、主イエスの言葉が伝えているのは、「神の国と神の義」に関係する事柄においては、人間の側が、「求め、捜し、(門を)たたく」というこの三つの動詞に示される行動を主体的に実践せよ、ということです。同時に、「命にいたる」という事柄においても、人間の側が、「求め、捜し、(門を)たたく」というこの三つの行動を主体的に実践することが必要なのです。★聖書の啓示で言えば、人間は「応答する存在」として創造されているのです。
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