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神の口から出る一つ一つの言が必要

★主イエスが旧約聖書から引用された言葉で、いつでも心に留めておきたい言葉の一つはこれです。「人はパンだけで生きるものではなく、神の口から出る一つ一つの言で生きるものである」。誤解を畏れずに、この言葉の語る内容を二分すれば、人間は肉の領域と霊(魂)の領域との二つの領域で命を持って生きている存在なのだと言えます。★もちろん、肉の命のためにはどうしても「パン」が必要です。パンを食べなければ、最終的に人間は死んでしまいます。そのことと類比的に言えば、霊的な命が生きるためには、どうしても「神の口から出る一つ一つの言」が必要なのだ、となります。★このことを確認して、箴言第13章1節です。三つの翻訳を全て引用します。「口語訳:知恵ある子は父の教訓をきく、あざける者は、懲らしめをきかない」。「新共同訳:子は父の諭しによって知恵を得る。不遜な者は叱責に聞き従わない」。「新改訳:知恵ある子は父の訓戒に従い、あざけるものは叱責を聞かない。」★ここで言われている「父」とは、もちろん父親のことです。しかし、そのままキリスト者にとっての父なる神と置き換えても、同じメッセージを聞くことができます。神の子供とされたキリスト者は、父なる神の口から出る「教訓・諭し・訓戒・懲らしめ・叱責」に聞き従うことこそが、霊的な命を生かすことになるのです。★聖書を開き、父なる神様からの「教訓・諭し・訓戒・懲らしめ・叱責」を聴こうとする姿勢は、私たちキリスト者の霊的な命を確実に生かします。
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