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「創造の契約」の中に「被造世界の管理責任」が位置づけられる

★わたしたちの教会では「被造世界の管理責任(社会的責任の言い換え)」について語っています。その根拠は、創世記第1章2628節です。★しかし、丁寧に考えますと、主なる神様が何の関係性もない存在に対して責任を押し付ける事はありえないことです。そこで旧約聖書を読みますと、エレミヤ書第33章に次の言葉を見つけます。

[19]主の言葉はエレミヤに臨んだ、
[20]「主はこう仰せられる、もしあなたがたが、昼と結んだわたしの契約を破り、また夜と結んだわたしの契約を破り、昼と夜が定められた時に来ないようにすることができるならば、
[21]しもべダビデとわたしが結んだ契約もまた破れ、彼はその位に座して王となる子を与えられない。またわたしがわたしに仕えるレビびとである祭司に立てた契約も破れる。
[22]天の星は数えることができず、浜の砂は量ることができない。そのようにわたしは、しもべダビデの子孫と、わたしに仕えるレビびとである祭司の数を増そう」。

★旧約聖書内にある契約をご存知なら、この「」の言葉の中には「ダビデ契約」、「塩の契約」、「アブラハム契約」があることが分かります。そして同時に、その気づきに基づくなら「昼と結んだわたしの契約」という言葉から、創造の時に、主なる神様が個々の被造物と結んだ「創造の契約」も語られていると解釈できるのではないでしょうか。★その解釈に立って「創造の契約」を前提すれば、創世記第1章2628節の内容は「創造の契約」における、人間に対する契約条項と解釈することが出来るわけです。★このように「被造世界の管理責任」は主なる神様との契約関係に根拠があるのです。

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