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キリスト教信仰が生まれる場所は主イェスの自己啓示

★主イェスが行われた「中風の者」の癒しの出来事を、その内容を一番簡潔に示しているマタイによる福音書に、主イェスが語られた次の言葉が記されています。
[01]さて、イエスは舟に乗って海を渡り、自分の町に帰られた。
[02]すると、人々が中風の者を床の上に寝かせたままでみもとに運んできた。イエスは彼らの信仰を見て、中風の者に、「子よ、しっかりしなさい。あなたの罪はゆるされたのだ」と言われた。
[03]すると、ある律法学者たちが心の中で言った、「この人は神を汚している」。
[04]イエスは彼らの考えを見抜いて、「なぜ、あなたがたは心の中で悪いことを考えているのか。
[05]あなたの罪はゆるされた、と言うのと、起きて歩け、と言うのと、どちらがたやすいか。
[06]しかし、人の子は地上で罪をゆるす権威をもっていることが、あなたがたにわかるために」と言い、中風の者にむかって、「起きよ、床を取りあげて家に帰れ」と言われた。
[07]すると彼は起きあがり、家に帰って行った。
[08]群衆はそれを見て恐れ、こんな大きな権威を人にお与えになった神をあがめた。
主イェスはこの場面で間接的に、ご自分が何者であるかを現しておられます(自己啓示)。この主イェスの自己啓示からわかる事は、次の事です。★「中風の者」に対して「起きよ、床を取りあげて家に帰れ」と語られた主イェスの言葉が、その言葉の通りの結果を生み出したのと全く同じだけの確実さを持って、「人の子は(=主イェスは)地上で罪をゆるす権威をもっている」ことが真実であると言うことです。★この主イェスの自己啓示をどう判断するかが、信仰の最前線であり、その判断は私たちに委ねられています。
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