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安息を土台とした律法の働き

★今朝は、聖書の啓示する律法の働きを再確認したいと思います。
[17]わたしが律法や預言者を廃するためにきた、と思ってはならない。廃するためではなく、成就するためにきたのである。
[18]
よく言っておく。天地が滅び行くまでは、律法の一点、一画もすたることはなく、ことごとく全うされるのである。
★まずは17節です。主イェスの語られた言葉を誤り無く聴き取るために、翻訳の順序ではなく、主語-述語の関係をわかりやすくします。そうしますと、主イェスは次のように語っておられます。「わたしは、律法や預言者を成就するために来たのである。」この言葉は、主イェスがメシヤ(救い主)であることを語っている重要な聖書個所であります。★それに続いて18節です。原文の直訳を考えますと、口語訳は一つの可能性です。新共同訳が別の可能性を示しています。「はっきり言っておく。すべてのことが実現し、天地が消えうせるまで、律法の文字から一点一画も消え去ることはない。」★新共同訳の立場から言えば、主イェスが律法や預言者を成就してしまった後でも、「律法が無意味になったり、不要になったりすることはない」ということです。「すべてのことが実現し、天地が消えうせるまで」律法の有効性は消滅することはないのです。★主イェスによる律法の完全な成就は、キリスト者に安息を約束します。キリスト者は、その土台(安息)の上で、聖化の歩みを目指すのです。
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