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シリヤ難民の問題について

★11月の第1週のコラムでは、具体的な愛の指針として「申命記」を読むことを提案しました。11月は「シリヤ難民の問題」がニュースになりましたから、「寄留の他国人」を「難民」と読み替えつつ聞き取ってみましょう。
[17]寄留の他国人または孤児のさばきを曲げてはならない。寡婦の着物を質に取ってはならない。
[18]あなたはかつてエジプトで奴隷であったが、あなたの神、主がそこからあなたを救い出されたことを記憶しなければならない。それでわたしはあなたにこの事をせよと命じるのである。
[19]あなたが畑で穀物を刈る時、もしその一束を畑におき忘れたならば、それを取りに引き返してはならない。それは寄留の他国人と孤児と寡婦に取らせなければならない。そうすればあなたの神、主はすべてあなたがする事において、あなたを祝福されるであろう。
[20]あなたがオリブの実をうち落すときは、ふたたびその枝を捜してはならない。それを寄留の他国人と孤児と寡婦に取らせなければならない。
[21]またぶどう畑のぶどうを摘み取るときは、その残ったものを、ふたたび捜してはならない。それを寄留の他国人と孤児と寡婦に取らせなければならない。
[22]あなたはかつてエジプトの国で奴隷であったことを記憶しなければならない。それでわたしはあなたにこの事をせよと命じるのである。
★神の民イスラエルにとっては「寄留の他国人」が存在することは前提なのです。そして、「社会的弱者」という表現が当てはまる人達に対して、「生きることができるように支える」ことは国家の必然的行為なのです。
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