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キリスト者は被造世界を管理するという使命を自覚する

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★ある夜の祈祷会で話し合われたことを土台にして語ります。★東京五輪のボート・カヌー会場をめぐる問題に関することですが、「海の森」を会場とした場合、建設費用は当初約500億円であるとの数字が示されていました。しかし、小池都知事が「復興五輪」という言葉を用い、宮城県長沼ボート場の案を語り出し、これで予算を下げられるという話をしたとたん「海の森」を会場とした場合でも約200億円ほど減額できるという話が出てきました。そのことがそのままマスコミに取り上げられ、話が進んでいますが、私には五輪関係者の金銭に対する倫理感覚が全く理解できません。★そもそも、もし、小池百合子氏が都知事にならなかったなら、豊洲問題も、東京五輪の開催に必要な費用の問題も、これほどまで「ずさん」であるということが表面化したとは思えません。もちろん仮説に過ぎないことですが、もし会場見直しの話が持ち上がらなければ、減額できた200億円はいったい何処に行ったのでしょう?問題の本質は五輪関係者の金銭感覚が麻痺しているということなのでしょうか?それとも億単位のお金が動くオリンピックを利用して旨い汁を吸おうとする人達が背後で動いているということなのでしょうか?★世界の歴史が証明しています。社会の正義が乱れる時、悪が横行します。悪が横行する時、その被害を受けるのは、社会的弱者と呼ばれる人達です。★自分自身をも含めた社会に対して「何が正しく、何が間違っているのか」ということを誤魔化すことなく検証することは、被造世界を管理するという使命を再認識したキリスト者が取り組むべき事柄の一つです。
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