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三職を兼務される救い主イエス

★ご存じの方々も多いと思いますが、ヨナ書に登場します預言者ヨナは、預言をする相手の救いを心から願っていたとは思えません。★主なる神様が遣わされる預言者を全て調べたわけではありませんが、イザヤであれエレミヤであれ、極めて共感力が豊かな預言者であるように推察されます。つまり主なる神様に撃たれる相手に対して、少なからず、傷みの心を動かすのです。★ところが、ヨナにあっては、最後まで、自分に託された預言の言葉が成就するかどうかに意識の関心があるのです。悔い改めたニネベの人達に対して、主なる神様が裁きを取りやめた事に対しても腹を立てるのです。「ヨナはこれを非常に不快として、激しく怒り、主に祈って言った、『主よ、わたしがなお国におりました時、この事を申したではありませんか。それでこそわたしは、急いでタルシシにのがれようとしたのです。なぜなら、わたしはあなたが恵み深い神、あわれみあり、怒ることおそく、いつくしみ豊かで、災を思いかえされることを、知っていたからです。』聞いての通りです。ヨナには主なる神様が憐れみ深いことが不満なのです。★そこで思わされるのが主イエスという御方が三職を兼務する救い主であることです。預言者としての主イエスは間違いなく裁きの言葉を語られますが、そこには憐れみの姿が同時に現れているのです。そこに大祭司としての主イエスの姿があります。
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