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最高のエネルギー補強体験


★伝道者パウロは、その著作の一つであるピリピ人への手紙の中で、次のように語っています。「さて、兄弟たちよ。わたしの身に起った事が、むしろ福音の前進に役立つようになったことを、あなたがたに知ってもらいたい。すなわち、わたしが獄に捕われているのはキリストのためであることが、兵営全体にもそのほかのすべての人々にも明らかになり、そして兄弟たちのうち多くの者は、わたしの入獄によって主にある確信を得、恐れることなく、ますます勇敢に、神の言を語るようになった。」★ここで語られているのは間違いなく、パウロの喜びです。なぜパウロは喜んでいるのでしょうか?その理由はとても簡単です。パウロのむかえた現実は、投獄であり、自由に神の言葉(福音)を語れなくなったことです。ところが、そのことを契機として、パウロには、仲間がいたことがわかったのです。神の言葉(福音)を語る仲間が、パウロのすぐそばにいたのです。投獄という出来事を通して、パウロに託された使命が頓挫するかに見えたその時、神の言葉(福音)を語る仲間が見えたのです。パウロにとってこのことは、何と大きな喜びだったことでしょうか。★プロテスタント教会に属するキリスト者は、万人祭司という視点に立つ教会です。この視点で言えば、牧師や宣教師だけでなく、キリスト者は全て、宣教の働きの最前線に立たされています。この意味で言えば、(私の例で恐縮ですが)「西田先生、わたしがすぐそばにいますよ!」というメッセージは、最高のエネルギー補強です。お互いに、このエネルギー補強を行える教会は、命を失いません。
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