自らの召命の原点に立った宣教
04/10/15 00:00
★今回のドイツとイギリスを訪れた旅の中で、私の心に強く印象として残ったことの一つは、ロンドンの中心街(シティー)で、日本語のキリスト教礼拝を実施しておられた、小林 洋先生の主日礼拝に出席したことです。この小林先生は、英国に留学され、ロンドンで学生時代を過ごされ、その時、日本語のキリスト教礼拝に出席され、信仰を持たれたのです。日本に帰国された先生は、その後、神戸改革派神学校に行かれ牧師となり、日本で13年間牧会されました。そして、2003年4月からロンドン邦人伝道を開始されたのです。ロンドンでの邦人伝道の働きは、今年で12年になられるわけです。★私たちが出席した9月27日、私たちを含め礼拝者は6名。もし私たちがいなければ、その日の礼拝出席者は4名。お借りしているロンドン・シティー・長老教会の礼拝堂は大変広く、ガランとした印象でしたが、講壇から語られた先生の講解説教の言葉が、力強く響きました。先生のお働きは、もちろんこれだけではなく、外に4つの家庭集会を持っておられます。ですので、関わりのある方々を合わせれば40名ほどになるとのことでした。★先生のお働きの姿、姿勢を通して伝わって来たものは、二つあります。一つは、福音を伝える働きの内容は、人それぞれですが、「原点は強い」ということです。先生の召命の原点は、「ロンドンでの邦人伝道」でしたから、現在そこに帰結しておられます。これは私たちにも起きることでしょう。そこには自由があります。ですから二つ目です。自分の召命の原点に立った働きに対して、人は忠実であり得るし、粘り強く継続できるということです。★主イェスの福音を伝えるという一点で結びつきつつ、その内容・方法においては多様であること。一つの教会の中でも可能なのではないかと考えます。