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いつでも口ずさむ必要のある言葉

★今朝は、婦人祈祷会からのお裾分けです。使徒パウロは、分争の問題が起きていたコリントの教会に対して、問題解決のために手紙を書きました。その手紙の中に、次のような言葉があります。「いったい、あなたを偉くしているのは、だれなのか。あなたの持っているもので、もらっていないものがあるか。もしもらっているなら、なぜもらっていないもののように誇るのか。」★前後の文脈に基づいてこの言葉を説明しますと、パウロは次のように語っているのです。パウロに倣って単数形にします。「あなたは、自分で自分自身を偉くしている。あなたは、自分の持っているものを誇り、高慢になっている。しかし、あなたの持っているもので、創造主なる神様からもらっていないものがあるか。もし創造主なる神様からもらっているなら、なぜもらっていないもののように(=自分の力によって獲得したかのように)誇るのか。」コリント教会での分争の理由は、持っているものを根拠にした“高慢さ”だったのです。★最も根源的なことですけれども、聖書を読みますと、命から始まり、自分が持っていると思っていたものは全て創造主なる神様から“与えられた”ものであることがわかります。★しかし、赦された罪人に過ぎないキリスト者は、その罪の故に、ものを持つようになると創造主なる神様から“与えられた”とか“持たせていただいた”ということを“すぐに”忘れてしまうのです。そして、忘れた時に心が高慢になるのです。★“わたしの全ては、創造主なる神様からいただいたもの”。いつでも口ずさむ必要がある言葉です。
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