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主なる神様の御言葉に聴くことによって歩む一年


★「あなたのみ言葉はわが足のともしび、わが道の光です。」これは詩篇第119篇105節の言葉です。この言葉を通して、詩人は、主なる神様に向かって何を告白しているのでしょうか?「の」という非常に短い表現の故に、なんとなく解った気持ちになるのですが、少しく丁寧に考えましょう。★今朝は、後半の「わが道の光」だけを取り上げます。「わが道の光」とは通常「自分の進むべき道を照らし出してくれる光」と解釈されます。そうしますと、「あなたのみ言葉」とは「主なる神様の言葉」のことですから、詩人は「主なる神様の言葉が、自分の進むべき道を照らし出してくれる光なのだ」と告白していることになります。★このように解釈た上で、詩人が「あなたのみ言葉は、わが道です。」と告白した場合を想定して見ましょう。「あなたのみ言葉は、わが道です。」と「あなたのみ言葉は、わが道の光です。」との二つです。この類似した告白は何か異なる点があるのでしょうか?★「あなたのみ言葉は、わが道です。」の場合は、究極「あなたのみ言葉の通りに、わたしは生きます。」となりそうです。この場合「自分が考える」という領域が少ないように思えます。それに対して「わが道の光です。」の場合は、光によって進むべき道が照らし出されるのですが、その道を歩むために、具体的に考えて行動するのは自分であるという自覚があるように思えます。★この告白の相違を生むのは、恐らく、聴き取った御言葉の内容だと考えます。今年一年、どちらの告白が私たち一人一人の告白になるのでしょうか。いずれに致しましても、主なる神様の御言葉に聴くことによって歩む一年を目指しましょう。
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