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これまで以上に知恵のある人を目指して

★箴言第12章の18節と25節の言葉を聴き取りましょう。(18)つるぎをもって刺すように、みだりに言葉を出す者がある、しかし知恵ある人の舌は人をいやす。(25)心に憂いがあればその人をかがませる、しかし親切な言葉はその人を喜ばせる。★「知恵とは知識の用い方である」という簡単な定義に立ちます。そうしますと、18節は、言葉の持つ力を否定的に使わないように知恵を持て、という箴言です。相手に“ある知識”を語る場合、語るその知識が、相手の心の中でどのような影響力を持つのかを事前に考える必要があるのです。そこまで考えずに語る場合、語った知識(言葉)が、あたかもナイフのように相手の心を突き刺さす場合があるのです。ですから、知識を語る前に、そこまで考え至ることができるなら、まさに知恵があると言えます。★続いて25節。こちらは、言葉の持つ力を肯定的に使う知恵を持て、という箴言です。箴言にある通り、心の憂いは、確実に、身体的な領域にまで影響を及ぼします。しかし、知恵のある者は、相手のために、知識(言葉)の持つ力を積極的に用いるのです。知識の内容そのものが、相手の心を癒すことができ、心に喜びを溢れさせることができるのです。★否定的にではなく、肯定的に知識を用いるとは、まさに“その知識”が必要とされる場面で、その知識が口をついて出てくるということです。そのためには、どうしても日々練習が必要です。それは、スポーツ選手が、一瞬で勝負が決まる、まさにその瞬間の為に練習が必要なのと同じです。これまで以上に知恵のある人となる練習を、今日から始めませんか?
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