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「怒る」ことについて

★聖書の中から「怒り」に関する御言葉を拾い出してみました。★先ずは知恵文学が浮かびます。①[詩篇37篇08節]怒りをやめ、憤りを捨てよ。心を悩ますな、これはただ悪を行うに至るのみだ。この御言葉からは、「怒りや憤り」が「悪を行う」入口であることがわかります。②[箴言12章16節]愚かな人は、すぐに怒りをあらわす、しかし賢い人は、はずかしめをも気にとめない。この御言葉からは、「怒り」が「愚かな人」の人格的特徴の1つであることがわかります。③[箴言15章1節]柔らかい答は憤りをとどめ、激しい言葉は怒りをひきおこす。この御言葉からは、転用的に理解しますが、「怒りや憤り」を治めるためには「柔らかい言葉」が有効であることがわかります。★新約聖書はどうでしょうか。④[エペソ4章31節]すべての無慈悲、憤り、怒り、騒ぎ、そしり、また、いっさいの悪意を捨て去りなさい。この御言葉からは、「怒りや憤り」は捨て去るべきものであることが分かります。⑤[ガラテヤ5章19~21節]肉の働きは明白である。すなわち、不品行、汚れ、好色、偶像礼拝、まじない、敵意、争い、そねみ、怒り、党派心、分裂、分派、ねたみ、泥酔、宴楽、および、そのたぐいである。わたしは以前も言ったように、今も前もって言っておく。このようなことを行う者は、神の国をつぐことがない。この御言葉からは、「怒りや憤りに生き続ける者」は「神の国をつぐことがない」とまで言われていることが確認できます。★以上から「怒り」の問題は厄介かつ重要であることが確認できます。キリスト者の場合、解決は「御霊の実」となります。ですから、「怒り」の傍らに即「福音」を置きましょう!
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